毎日幸せ睡眠で生きていたところにやってきた苦難。
朝はいずるように布団を出て、アメーバのように床を這いつくばり…
貞子のような目でご飯を貪り食った後。
なんとかすっぴんのままでもなんでもいい。給料のためにはとにもかくにも職場に着かねばならんと必死にそこいらにあった服を掴んで出かけ。
電車に乗って駅に着いた頃にようやく少しだけ目が開いた。
「ぐをっ…」
小さな悲鳴。
誰の嗚咽かと思ったら自分の悲鳴だったこの侘しさ。。。
そして下を見た時セツコは思った。
【スカートの下に履くはずだったズボンをはいてないじゃあないか。】
膝上15cm強、すっげー短いスカート一枚でその太い足の一部は覆われていた。
「ま、いっか・・・・。」
そんな爽やかな朝。

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